Ladle Light Project
mina perhonen piece / 東京、京都
制作プロセス
①様々な方からスプーンを貰い受け、その際、これまで愛用してきたスプーンに名前をつけてもらう。
②スプーンを叩いて曲げて、燭台にリメイクし、底面に名前を刻印する。
③「名前とその由来」を記した手紙を添えて、新たな持ち主へ道具の記憶を引き継いでゆく。
コンセプト
例えば人に対して、「名を与える」という行為はいつ行われるだろうか?
まずはこの世に生を受けた時。
そして成人した時や嫁いだ時など、旅立ちの際にも名が与えられたりする。
いろいろな人達が愛用してきたスプーンもまた、持ち主の手を離れる際に名が与えられた。
それは年月を経て道具に宿された記憶であり、新たな生への祈りでもある。
illustration & paper item / 清水美和