クロガネは舞う

グラングリーン大阪 南館3F / 大阪府大阪市

 遠目には、平面的な根と立体的な枝葉。両者が対比する姿からは、色々なストーリーが連想できる。
例えば地下と地上、もしくは人工物と自然物、あるいは過去と未来かもしれない。
近付くと、マテリアルが「かつて道具だった鉄の何か」であることに気づく。古道具たちは熱され叩かれ、次第に機能から解放されていく。そしてのびのびと踊り始めながらストーリーの登場人物となり、この地に訪れる人々を歓迎するだろう。

※作品名のクロガネとは鉄を意味する古い言葉。金をコガネ、銀をシロガネ、銅をアカガネなど、色で分類した呼び方があった。

Interior Design:株式会社乃村工藝社
Iron Art:OZA METALSTUDIO


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